八重山毎日新聞 3月27日 2016年
撤回求める要請決議採択
自衛隊配備を止める住民の会
市民集会に約100人が参加

石垣島への自衛隊配備を止める住民の会(共同代表・上原秀政、下野栄信、仲座初枝)は26日夜、市健康福祉センターで「みんなで止めよう基地配備」と題した市民集会を開いた。
約100人の参加し、自衛隊配備計画の撤回を求める要請決議を採択した。宮古島の反対団体とともに30日に行う東京行動で防衛省に提出する。
要請決議は、自衛隊配備について「近隣諸国との緊張を高め、テロ、軍事攻撃の対象になることを明らか。そうなれば、離島の石垣では安全に避難することは不可能。外交力を発揮することが安全と平和を築く道」としている。
集会では仲座代表があいさつし、「子や孫のために一人一人が強い意志を持って闘い続けなければならない」と強調した。
出席者からは「石垣市は日本最南端の自然文化都市を宣言してるが、日本最南端の軍事基地と皮肉を言われるのではないか」(松島昭司さん)、「平和は持つものではない。市民が団結して形成していくべきだ」(伊山勝彦さん)、「理不尽なものに負けてはならない」(八重洋一郎さん)、などの訴えがあった。「癒しの島ではなくなる」との声もあった。
与那国島と宮古島からの連帯メッセージも読み上げられた。

「みんなで止めよう基地配備」をテーマにした市民集会で発言する参加者ら=28日夜、石垣市健康福祉センター