「宮古島陸自配備で地下水シンポジウム 5月23日 2016年」NHK沖縄放送局より
今回の放送では自衛隊配備候補地が宮古島の水道水源保全地域の上に「ほぼ」接しているという問題に、反対する市民グループの事や、その危険性を唱える学者・専門家の事も取り上げました。最後に、宮古島の水がいかに大切なのかも取り上げました。
(まだ、放送もまだ削除されていないようです)
陸上自衛隊の部隊を宮古島に配備する計画をめぐり、地下水への影響について専門家の意見を聞くシンポジウムが22日、宮古島市で開かれました。
防衛省は、南西地域の防衛態勢を強化するため、陸上自衛隊の部隊を宮古島に配備する計画ですが、周辺の地下水への影響を懸念する声があがり、先月、候補地での建設図面を地下水の流域を外したものに修正し、宮古島市に提出しました。
このため市では、専門家などによる地下水審議会での協議の必要はなくなったとしていますが、市民グループなどが、反発していて、22日、審議会の元メンバーを含む専門家5人を招いてシンポジウムを開きました。
この中で、専門家からは、「配備候補地の水源流域は軟質な石灰岩で大きな空洞があり、流域を外れたとしても地下水への影響は否定できない」といった意見や「活断層が動くと大きな地震が想定される」といった指摘が出され、審議会での協議の再開を訴えていました。
シンポジウムを主催した実行委員会の代表の岸本邦弘さんは「宮古島の地下水が汚れたら島で生活できないので命の水を守る運動を広げていきたい」と話していました。
05月23日 11時27分
2016年5月23日 05:01
宮古島】宮古島市への自衛隊配備計画を巡り、市地下水保全条例に基づく市と沖縄防衛局の事前協議に関わった学識経験者ら が、地下水源地に悪影響を与える可能性があるとして配備に反対していたことが22日、分かった。協議の委員を務めた琉球大の新城竜一教授(地質学)が同
日、市内で開かれたシンポジウムで明らかにした。これらの意見は、3月に取りまとめられ、事前協議を行う市地下水審議会に提出されていたが、明らかになっ ていなかった。
防衛局は4月末に市条例の保護地域を外す形で計画を修正したが、新城教授は22日、候補地一帯は活断層が密集しているとして大規模地震や津波のリスクを警告。「保護地域外なら何をやってもいいとの精神で動いているなら危険だ」と指摘し、再審議の必要性を訴えた。
事前協議を行う「市地下水審議会」は今年1月、新城教授ら専門家で構成する「学術部会」に審議を付託。部会は3月3日までに4回審議し「施設の建設・運用は認められない」と結論を出した。
理由として(1)油分・薬物などの漏出が全くないとは判断しがたく、水質を恒久的に汚染する恐れがある(2)水質・水量に対する多段階のリスク管理が必 要で、予防原則的に不適切(3)有事の際に攻撃された場合、地下水の水質汚染、地下水帯水層の破壊などが発生する-などとした。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-284073.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
沖縄タイムス 2016年5月23日 07:40
【宮古島】宮古島への陸上自衛隊配備計画で、生活用水の取水に係る地下水源に駐屯地配備が与える影響を審議していた市地下水審議会学術部会が「施設の建設・運用は認められない」とする結論を出していたことが22日、分かった。同日市内で開かれたシンポジウムで、学術部会委員で琉球大学の新城竜一教授(地質学)が明らかにした。
下地敏彦市長は、学術部会は議事録の作成途中で、沖縄防衛局が審議に必要な協議書を取り下げたために作業を中断し「結論を出していない」としており、見解が食い違っている。
シンポジウムで、新城教授は3月3日の学術部会で
(1)油分・薬物などの漏出が全くないとは判断しがたく、水道水源地下水の水質を汚染するおそれがある
(2)宮古島市の主要で恒久的な水道水源であるため、多段階のリスク管理が必要で、予防原則的に不適切
(3)有事の際、施設が攻撃対象となった場合、その攻撃による水質汚染、地下水帯水層の破壊などが発生しうる-の3点から「学術部会としては駄目だと結論を出した」と報告した。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=169441&f=t
問題の宮古島、防衛省が新たに提出している配備予定地の詳細は以下のリンクをどうぞ。
AROUSAL FROM OKINAWA
http://goo.gl/Vbvk83
忘却力が弱いくせに、記憶力が悪く、なんでも忘れるのでいろいろ見かけた問題をメモ方式で整理するつもりです。
(国語は苦手〜〜)